2009年7月2日

Bologna



都市計画ではボローニャ方式というもので有名だそうで(70年代から80年代にかけて、ジェントリフィケーションを防いで、“centro storicoに根付いているべき庶民の暮らし”を存続させよう、という考えのもとに、中心部を再編成する計画。)一般的には、Bolognaでは成功したけれど、コスト面などからそれ以後の成功例はナシ、という結果だそう。

で、実際どうだったかというと、どうなんでしょうかね。
近年のボローニャは治安の悪化が著しいと言われていますが、確かにそうだねぇ、と思いました。





Brusselsで身をもって感じたが、どこも移民エリアをどう扱うかということを本気で考えないとだめなんじゃないかしら、と思います。Bolognaはガバッと大きな都市計画をやってないこともあり、Centro Storicoの歴史的価値(ポルティコとかね)を守ることには成功したかもしれない。でもやっぱり他の都市と同様に街の外に要らないものを吐き出している。

実際に住んでみると、移民エリアは決して悪いところではない。こちらに来てすぐの頃、このエリアには一人で行くな、ここには住まない方がいい、ということを結構言われたが、実際に行ってみたり住んでみたりすると案外普通だったりする。移民エリアに対しては特に、差別とまでは言わないが文化的差異による恐れや嫌悪が結構あるのではとも思う。

確かは経済格差はあるけど、=物価は安い。治安が悪かったり、飾窓地区があったり、犯罪発生率も高いらしい。けど、だから都市の評価としては「失格」なのか「ゴミ」なのか。こういう場所はヨーロピアンが評価してもダメなのだろうと思います。行政がヨーロピアンだからしょうがないけど。

そういえばBolognaの駅は某建築家によって新しくデザインされるようですが、絵を見た限りの印象では、がっかり。強烈な政治臭がする。



かわいい…

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