2011年3月2日
Les Aventuriers
邦題「冒険者たち」です。ロベール・アンリコ監督。アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シムカス。細雪、アニーホールに並んで、大好きな映画。太陽がいっぱいを観た時もかなり衝撃を受けたのだけど、こっちもすごい。平たく言うと、男2人女1人が仲良しで、宝探しに出かける話です。が、そんな身も蓋もない話ではありません。
三角関係とか友情とか、そういうものの描き方も素敵なのだけど、3人の生き方が今観てもリアルで、共感する部分が多い。3人とも夢と現実の間で踊ってて、そのパセティックな部分が一番根っこのところで共有していたものなんじゃないかと思う。
コンゴに墜落機を探しにいくっていう、夢と現実を一緒にしちゃう心理も、そういう部分から自然に出てきたと思うとすごく理解できる。楽しいよね、現実を置いて、どっかに旅に出るのは。筒井康隆氏の「現代語裏辞典」には、遊び:本気の逆。本気で遊んではいけない、と至極もっともなことが書いてありましたが。
でも、本気で遊んじゃうんだな。というか、遊び、を本気でやるのだ。本気でやらないと現実からは逃げられない。ラストでは、思い出を取り出しては眺めるしかなくなるのに、その思い出すら悲劇だというデッドエンドな構造。好き。
なんてったって、レティシアが可愛いぜ。
で、最後に、こんな要塞を買うんですが。私も欲しい。海の上の家。灯台守は永遠の夢。そこで将来のために、行き方など調べてみました。場所は北緯46.003°西経 0.5°。Île-d'Aix と Île d'Oléron の間にあるらしい。(by wikipedia先生)
パリの南西の小さい星のとこですね。近くにポワチエという街があるのがすごく気になる。(ジョアンナ・シムカスはシドニー・ポワチエと結婚)
さらによると、こんなかんじ。 Île d'Oléronは、オレロン島だと判明。近くにあるロシュフォールが気になる(ベルギービールのロシュフォールは美味しい)。観光のための最寄りは、北にあるラ・ロシェルらしい。
真上からみたやつ。61 metres long, 31 metres wide, and its walls are 20 metres high.ってことは、64m×27m、だいたい5層の、Belle Vue breweryたん(↓)とほぼ同じプロポーションじゃないか。なるほどなるほど。
映画では、ぐるっと回廊が回って、真ん中は中庭になっている様子がよく見えた。多分回廊部分は壁もあわせて3mか4mくらいだけど、結構中庭に光入るのね。さんざんスタディしましたよ、光の入り具合は。結構難しいのよね。
で、懐かしのSNCFによると、パリ北駅からTGVで、だいたい4時間。La Rochelleまで行く。ユース料金で2等車だと、€70前後か。高いな。ロンプラによると、ボルドーまでは2時間、€23.80。
La Rochelleの港からは観光船が出ていて、約2時間で、€18か。酔いそうだな。ヘリコプターツアーなんかもありました。20分で€125。高っ。
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2 件のコメント:
胸毛!
ラロッシェルって聞いたことあると思ったらカーフリーデーの発祥地なんですよ。
へー、そうなんだ。
じゃあ、出張する機会があれば、お土産に買ってきてください、島。
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