ウィンブルドン女子は、今年もヴィーナスが優勝した。決勝は姉妹対決で、ダブルスは姉妹ペアで優勝。彼女達が勢いを盛り返してきたのか。男子決勝はまた、フェデラー対ナダル。一時、ATPランキング上位100名には、あまり実力差がない、なんて話をよく聞いた。ランキングも一週間で入れ替わるし(今どうなってるかは知らない)、グランドスラム上位にも、わりと色んな選手がいた気がする。最近はフェデラー、ナダルが圧倒的に多いみたいで、また一つの時代がやってきたのかなと思う。
そして、いよいよ高校野球が始まった。本当かどうか知らないが、今年は横浜、慶應になかなかの選手が揃っているという情報。早実には2年生の投手と内野にいい選手がいるらしい。早速ドローをチェックしたところ、早実は16・18・20と市営立川球場で、それから(早稲田)学院も第二シードに入ってて、こちらは八王子市民球場で(ちなみに別ブロック)。西東京の地区大会上位戦は、22・24・26と神宮球場で行われる予定。東東京で面白いのが、開成。今日の試合はなんと24-0で蒲田に勝っている。すごい点差だ。何年か前にベスト16まで残ったこともあるけど、その時は進学校なだけに練習は週1回と言っていた気が。あれからちょっと野球に力を入れるようになったのか。
野球は、建築関係ではなんだか人気がない。専ら人気なのはサッカーとかフットサルで、シンプルなプログラムから自由なパフォーマンスが展開されるところがいいんだそうだ。対して野球は自由がないと批判されがち。監督やコーチが采配を振るうことや複雑なルールなど、「あれはスポーツとは呼べない」そうだ。私は思うのだが、野球は戦に似ている。小さい争いじゃなく、大きな戦。指揮する人がいて、軍師がいて、兵がいる。綿密に情報収集をし、作戦を練る。勝敗は作戦の良し悪しと、兵の遂行能力に因る。戦に勝とうと思ったら、兵の意思や、自由なんてべつにいいのだ。で、兵は兵で、また色んなことを想って戦うからいいのだ。
特に高校野球は、各学校の戦略や戦い方の違いがよく表れるのでとても面白い。それに、一年間を見通してプレーしているプロ野球と違って、この時にすべてをかけて戦っているところもいい。気迫が違う。そんなところが、なんだか水滸伝と同じ匂いだなぁ、と神宮球場の横を通るたびに思う。
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