平岩弓枝さんが、ついに「私の履歴書」に。今日、ゴルフの練習に父が切抜きを持ってきてくれた。母が一週間前に送ってくれた“新聞”は、もしやこれだったのでは…。時間がなくて郵便局に受け取りに行けませんでした。せっかくのご厚意を無駄にしてしまい申し訳ないです。
平岩弓枝さんはこの間、第49回毎日芸術賞を受賞なさった。私の母校の先輩でもある。そして、なんといっても私は「御宿かわせみ」が好きなので、嬉しい。文庫本はもちろん、DVD(真野響子版)も。本は読み始めたら止まらないが、DVDの方は絶対泣く。各話で必ず泣く。
前にも、本屋さんで偶然新刊のところに「小判商人」と「新・御宿かわせみ」、さらに「楊令伝」まで並んでいて、その奥には「水滸伝19巻」と1~18巻が平積みしてあって、感動。一人になってからなんでもないことにいちいち胸がつまったり涙がでそうになったり。感性が豊かになったのかと思ったら、「最初はみんな情緒不安定になるものだよ」と友人に慰められた。そうか。
それにしても、平岩さんの「私の履歴書」はとても面白い。同じ学校なので時代は違ってもなんとなく「そうそう」と思えるところがある。
「私の履歴書」を読むのは、私の楽しみの一つ(だった)。一時、日経新聞に応募して、「私の履歴書」担当をやりたいとも思った。面白かった人は色々いる。例えば巨人のオーナーの渡辺さんの時。確か選手会と揉めたり、球団売買に絡んだりした放埓な発言で注目された少し後で、正直最悪な人だと思ってたのだが、「私の履歴書」を読んで全然印象が変わった。書き方も多少はあるだろうが、それでも人よりもよく物を見、考えてきた人だということがよくわかる。ピーター・ドラッガー氏のも面白かった。私にはこの人が書いたマネジメント本は難しすぎるが、自伝はとても面白い。あの時代を生きた人の人生は、ドラマとノスタルジーに満ちている。あとは、青木昌彦教授や、小堀宗慶氏。他にも挙げ出すときりがないけど、この人にはこんな過去があったんだ、という部分が単純に面白い。
それから今の朝刊では北方氏が連載小説を書いていて、これもまた非常に面白い。愛ルケじゃなくてこっちを映画化してほしいと思う。
2 件のコメント:
アレイちゃん、わたしの履歴書読むの!?
なかなか渋いね。
かくいうわたしは毎日かかさずチェックしてるよ。
先月の阪神の監督の話は興味薄かったけど、印象に残ってるのは扇ちかげと、レコード会社の社長、そして吉行淳之介の愛人(名前わすれた)。
平岩さんのお話、まだ女子学生時代だけどおもしろいね。吉原の女の人のつたない文章を読んでボロボロと涙をこぼして、いざインタビューしに街にくりだすと、黒メガネの男に声かけられて逃げちゃったとか。
うん、扇ちかげさんの面白かった!それ系だと森光子とか宮城まりこさんのも面白かったよね☆
今は新聞とってないからたまにしか読めなくて、ちょっと淋しい。。
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