2008年11月2日

23さいになった

最近やたらと人と夕御飯することが多い。
大学からとある研究室の方々が調査でこっちに来ていたので、それで夜をご一緒したり。次の日も、うちに来てダラダラ飲み食いしたり。今日も、友達の家で飲み食いしたり。誕生日も祝っていただいた。めちゃめちゃ祝っていただいた。ありがとうございます。
誰も彼も、会ってからそんなに年月は経ってない仲なのに、非常に居心地がよい。

今朝は、大野研で模型を作ることになって、私は全体計画と現場管理の担当になった。作業開始日に、まずは大量の風船を運び込む。というか空から送り込むのだ。理由は知らないが、各色の風船が風に乗ってうまいこと綺麗に各位置に配置される。次はいよいよケガキの開始である。地面にガムテで目安となる線を引いていくのだが、全ポジションを同時に開始しなければならない。学年総出の組み体操を指揮するかのごとく、全体をサッと一目確認し、線引はじめの号令を威勢よく出したところで、しまった!間違えた!って場所があるんじゃないんか?確認してない!という不安に駆られ、しかしもうみんな一斉に線引初めてるよ、困ったよ、と頭の中がパニックになる。
という夢を見て寝坊した。

で、寝ぼけながられいこちゃんに電話をし、朝一でスタジオの打ち合わせがあることを改めて知り、家を出ねばならない時間はとうに過ぎてるのに余裕たっぷりに身支度を済ませ、いざ家を出ると外は小雨の降る天気だった。この22年間、11月3日は雨など降ったことがなかったはずである。カーディガン一枚じゃどうにも耐えられなさそうだったので、上着を取りに家へ戻る。そうしたら案の定、携帯を置き忘れる。チッと思いつつ家へ取りに戻り、再び外へ出たところで傘を持ってないことに気づく。カーッと思いながら家へ戻り、鍵をガチャガチャやってるのに、鍵が開かない。よくよく見るとそこは他人の家なのであった。学校へ行くと、今日に限ってサンドイッチのkip hawaiがない。仕方がないからささやかなる抗議としてハンストを決行。

そもそも今日が平日であることからしてなんかおかしい。でも学校はあるのだから仕方ないのだ。授業中は眠りこけることもなく、自分の発表もこなしつつ、水滸伝についてのうんちくをたっぷり頭に詰め込んだのだが、その後のデイビッド・チッパーフィールドの講演は断片的な記憶しかない。

ここまで記憶がなかった講演は高校の時の学部進学説明会以来かもしれない。あの時は自分が進学する学部の説明も聞かず、講堂の最前列のど真ん中で寝ることに全神経を傾けていた。でも、あれはあれで結果としてよかったのだ。後から聞いたハナシによれば、大変な学部だからいい加減な気持ちで進学されると本人が苦しむことになる、なんたらかんたら…というようなことを、アブデカに出てきそうなサングラスかけたおじさんが語っていたのだそうだ。もしそれを聞いていたらちっと悩んだかもしれないし、建築には来なかったかもしれないし、睡眠不足のせいで午後からの練習試合で怪我でもしていたかもしれない。でも、その1年後に怪我したおかげで大学に進学できたと言っても過言ではないのだから、怪我したらそれはそれで別にかまわなかったかもしれない。量子力学的にはおかしかろうが、結局どこをどういっても、同じ結果になったんじゃなかろうか。と思うのが、この思考を終わらせる手っ取り早い解決方法じゃなかろうか。

サラミ・チーズ・キャビア・ドライトマト、というおっさん臭い食べ物を持参。かたやポトフやジャガイモのチーズ焼きをせっせと作っているれいこちゃん。彼女は最近バレエのレッスンに通っている。私はゴルフの打ちっぱなしを探している。どうも加齢臭が漂う私。何を話したかはよく覚えていないが、とにかく楽しい夜であった。

PAULのチョコレートケーキで祝ってもらい、ケーキを食べている途中でフォークの柄をポッキリ折ってしまった。よりによって、ひとん家のフォークを。すみません。

帰り道では、清家研のI君が名古屋出身ということで気を良くし、名古屋の人は味噌カツも櫃まぶしもあんまり食べないということを初めて知り、じゃあ食べまくっている岐阜はなんなんだ?とどうでもことをチラリと思い、家へ帰ってみんなが鰤(ブリ)という漢字について想像している場面を収録したビデオ(結局、魚+無じゃないですね。)を保存しようとパソコンにSDカードを入れたのだが、SDカードが壊れてデータが全部消えてしまった。そんなことってあるのか。

誕生日のわりには最初から最後まで、どうも変んな一日であった。

こんなにちゃんとした文章を書いたのは、某演劇の人のブログを読んだ影響であります。演劇人は偉い。素晴らしい。世間にどう思われようと我が道を行くのだ的な、でも全然格好もつけない生き方が(もちろんオトナの世界は大変なのだと思いますが、それでも)、かっこいいと思う。

それにしても不思議だったのが、何週間か前の朝、フライパンと鍋を同時に焦がした時。その後すぐに父親から「火事には気を付けてください」というメールが来たこと。

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