2009年4月24日

Firenze

ここでおかしなことが判明したのだが、ローマ以北に来て以来、周りの人が何を言っているのだかちっともわからなくなった。「おかしい・・・どうも南の方がはっきりした発音で聞き取りやすかった気がするんだけど」と友人に聞いてみると、「あれま、おかしいですね。普通は北の方が綺麗なイタリア語を喋り、南のイタリア語は汚く聞きとりにくいと言いますが。きっとあなたは南にいたから、耳が慣れないのでしょうね。でも耳を鍛えるにはいいトレーニングになると思いますよ」と流暢な日本語で言われた。ふむ、そうか。
「動詞は活用が覚えられないし名詞は単数複数と男性女性があるし、イタリア語は難しいぜよ・・・」とブツブツ呟くと、「そうですね、あなたにとっては難しいでしょうね」と言われ、「私は、日本語では受け身と可能が混同します」というから、「私は机にぶつかった時に、机が私をぶった、とか言うよ」と恥ずかしいくらい役に立たないことを言ったあとに、これは受け身でも可能でもなんでもないということに気づいて大慌てで取り繕ったりと、言語習得能力の低さを直視せざるを得ないこととなった。
3時間近くチャットしたあげく、イタリア語どころか日本語すらまともに使えないということが判明してよかったのか悪かったのか。彼女のテスト勉強の邪魔をしていただろうと思うと非常に心苦しい。テストに落第していないことを願う。


で、フィレンツェはどうだったのかというと、綺麗でこじんまりとしたいい街ではあったけど何分観光客が多いのでなんだか落ち着かない感じはした。(後日どうだったのかと聞かれたのでそう答えたら鼻で笑われ、「君も観光客の一人だろうが。ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ヴェネチア、どこも君ら日本人だらけだよ。1ブロックごとに日本人とすれ違うもんね。」と学友に言われた。ごもっとも。なんなら日本においで、どこも日本人だらけだよ)ドゥオモは壮麗だったけど、サント・スピリト教会がこのうえなく良かった。



0 件のコメント:

tag

Belguim (46) boek (3) Cambodia (3) Croatia (1) Dans (2) film (3) Finland (5) France (5) Germany (6) Holland (3) Italy (28) Japan (35) Kashiwa (11) Music (2) Neko (10) Spain (4) SWEDEN (3) ベルギー留学準備 (7)

archive