2008年11月16日
ROSAS
RosasのSteve Reich Eveningを観にいってきました。
Rosasは音楽の構造と身体の動作を結びつけるので有名なベルギーのダンスカンパニー。Steve Reichは音のフェーズやリズムの反復・増幅などを用いるので有名なミニマルミュージックの作曲家。今回のSteve Reich EveningではRosasのケースマイケルがライヒの曲に振り付けした4つの作品が上演された。
有名なpiano phaseは、前半が少し冗長な感じではあったものの後半のキレはよかったと思う。
eight linesは8つの楽器によるアンサンブルで、それぞれの音があちこちで増幅・減退を繰り返し、フレーズをつないでいくという曲で、その8つの楽器を8人のダンサーが表現するというもの。最後に出てくるフルートの人がものすごくきれいに回り飛び跳ねるので、それに見とれる。でもみんなの衣装はいまいちだと思う。
four organsは、よくわからない。ライヒの手法は、マラカスが速いテンポで一定のリズムを刻む一方で、4台のオルガンが同じ音を繰り返し徐々にテンポが減退する、という曲。それに合わせて、秒針のように一定の動作を繰り返し続ける人と、いくつかの動作を互いに繰り返し続ける3人のダンサー。ライヒの曲は一方通行で、AからBへ進行していくのだけど、ダンサーはよく同じ動作を繰り返す。てことは、速度じゃなくて拍子で動作を決めているのだろうか?
drummingは素晴らし。初めのソロを踊る女性がものすごくいい。衣装はDries Van Notenで、さすが、とても軽い。
それから、アンコールで見せてくれたのは、5人の奏者がおなじみのライヒのフレーズを木魚みたいな楽器で演奏し、それに合わせてダンサーたちが作品の一部を切り取ってみせるというもの。どこかパロディを演じているようなかんじも楽しかったし、総まとめ的なかんじもありよかった。
今週はスタジオの中間発表があったので、えらく忙しかった。こういう時に限ってこれでもかっつーくらいやっかいなことが同時に起こって、ちょっとげんなり。カードが使えなくなったり定期を無くしたり友人の凶報が届いたり。
どうもこっちの神様は。厄の配分はどうなってるのだ。計画性がない。
明日は友人と、もっかい見に行く。
せっかくだからDries Van Notenでも着て行ってこようと思う。
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